家を建てるなら液状化対策をするのが常識!

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住宅の土壌汚染対策

作業者

ベンゼンの有毒性

食品関連施設の移転問題で大きくクローズアップされたことにより、ベンゼンと呼ばれる物質の有害性に改めてスポットが当てられています。ベンゼンは原油を構成する物質の1つでガスや洗剤・プラスチック等の製造にも利用され、古くからさまざまな工業分野で生み出されてきました。発がん性など強い毒性を持つことが知られるようになり、そうした工場跡地に残留するベンゼンが建築の際に問題となっているのです。ベンゼンは有機溶剤やガソリン添加物質としても使用されていた過去があるため、現在でもガス製造施設やガソリンスタンド跡地などに残留している例は少なくないと見られます。発がん性物質には数多くの種類が知られていますが、ベンゼンはその中でもヒ素やアスベスト・六価クロムなどと並んで最も高いブループに属するのです。住宅を建築する際には購入した土地にベンゼンが残留していないかどうか事前調査を行うことで、健康被害の防止につながります。健康被害を与えるような有害物質はベンゼンの他にも農薬や重金属・油など数多く存在します。専門業者による土壌汚染調査ではベンゼンを始めとする有害物質を見逃さずに検出し、汚染対策に役立てているのです。

調査から土壌汚染対策まで

土壌汚染調査の方法には大きく分けて土地履歴調査と化学試験調査の2種類があり、それぞれ補い合いながら土壌汚染状況を解析していきます。土地履歴調査は化学試験調査に先立って実施されるのが普通で、登記簿や住宅地図ばかりでなく空中写真などあらゆる資料を駆使して土地利用履歴が明らかにされます。場合によっては周辺住民へのヒアリングも実施され、土壌汚染の恐れがあると判断されればさらに詳細な化学試験調査が行われるのです。化学試験調査には土壌ガスや表層土を採取して有害物質の残留状況を調べる方法に加え、必要に応じてボーリング調査も実施されます。ボーリング調査では深層部分の土壌ばかりでなく地下水も採取して化学試験を行い、汚染物質や汚染範囲が特定されるのです。こうした土壌汚染調査で有害物質が確認された場合でも、しっかりとした土壌汚染対策を実施することで土地は浄化されます。汚染土壌の掘削除去や薬剤による不溶化処理に加え、土壌ガス吸引や揚水処理、バイオレメディエーションのよる油汚染浄化などが主な汚染対策です。入念な土壌汚染調査と確実な汚染対策により、有害物質の残留する土地でも安全な住宅地として生まれ変わっています。